女性ライダーの道標

2自信の欠如を補うXT250
①ライディングスクールへ

うまく走れるようになりたいけど、まわりに教えてくれる人がいなくてどうしていいか分からない女性は少なくない。
Uターンや小回りに苦手意識があって公道を走ることに不安がある人もいれば、きれいなライディングフォームを身につけて峠やワインディングをかっこよく走りたいけど、いまいち楽しめない人もいる。
もしかっこよく乗りこなしているバイク仲間がいて、一緒に走りに行く機会が多ければそこで学ぶことも多いのだろう。でも私は自分のやり方でソロツーリングばかりしてきたから、一人旅には多少慣れてきたものの運転技術に自信がなかった。
旅の道中に峠を走る時には、こうすればふくらまずに走れる、といったことなど少しずつ身をもって学んできてはいたが、速く走れているわけでもなさそうだし自信が持てない。
ライディングに関する過剰な自信は事故を引き起こす。私は自分が下手だと分かっている分無茶な運転はしないが、一方で必要以上に自信がないことはあらゆる可能性を狭めてしまう。私がいつも一人でひっそり走るのは、人に走っている姿を見られたくないという自信のなさも理由の一つにあるのかもしれない。
私は思った。かっこいい女性ライダーになりたいと思いながらも、きれいにかっこよく走るための努力を私は何もしてこなかったと。
自分に欠けているものがあるなら埋めていけばいい。自身の欠如を補うため、私はライディングスクールに行ってみることにした。

スクールといってもオンロード、オフロード、トライアル、初級者から上級者まで様々な種類がある。私がこれまで数回参加させてもらっているのは、チームマリのモーターサイクルレッスンである。
チームマリとは「女性による、女性のための、きめ細やかで着実に上達するレッスン」というのを第一のモットーにしていて、女性と男性の根本的な体形や体力の違いから女性には女性に適した指導方法が重要であるとして女性専用のスクールを行っている団体である。
初めて参加しに行く時は心細くて自分が場違いなところに行ってしまうのではないかと思ったが、始まってみれば何も心配することはない。インストラクターは自分のライディングに合わせて適切な指導をしてくれる。親切で感じが良いので初心者でも安心して参加できる。
それに一人で参加している人がほとんどで、私は一人きりでいても居心地の悪い思いをすることがない。


しかし友達をつくりたい人にとっては同じように向上心を持ってバイクに接している友達を作ることのできる絶好の機会となるだろう。

スクールは車両点検から始まり、フォーム、ブレーキ、アクセルワークなど基本的な練習を行いスラローム、コーススラロームやUターンの練習をしていく。
インストラクターが後ろについてライディングの問題点をチェックしてくれ、個人的にアドバイスを頂けるし、終わってから一週間ほどでライディングアドバイスを書いて郵送してくれるので大変勉強になる。

オートバイの運転というのは体重移動など運動の要素も大きいが、頭を使って走らないと上手にならない。ただやみくもに走るだけではなく、どうやったら上手に速く走れるのかを考えながらあれこれ試行錯誤して、感覚をつかんでくるものだと思う。フォーム・目線・バンクさせること・フロント、リアのブレーキ・ハンドルの切れ角・アクセルワークなどオートバイの運転にはいろいろな要素があるが、正解は一つではなく自分の体で覚えていくしかない。
ライディングテクニックを解説した本も有用であろうが、スクールで練習したり実際に公道であらゆる道を走って経験を積んでいくことが必要だ。その中で頭を使って走り、感覚を体で覚えていくと上達ははやい。

私はスクールに何回か通ううちに少しずつ自信が持てるようになってきた。上を見ればきりがないほど上手な人はたくさんいるが、私もそんなにひどくないと思えてくるのだ。
オートバイの操作というのは、課題を作って練習していると自分でうまくなっていくのが実感できる。自己満足だけど達成感を感じるし、オートバイの扱いをどんどん覚えていくのは純粋に楽しい。もっと上手になりたいと思えてくる。

ライディングスクールに参加したいけどどうしようか迷っているならば、私は行ってみるべきだと思う。
スラロームのような道が公道であるわけではないけど、アクセルワークやブレーキの感覚を指で覚えることでどこかの場面で応用が利くようになる。
それに基本をしっかり学び安全な運転技術を身につけることは、かっこよくきれいに走ることにつながり、バイクのいろいろな楽しみ方を見つけることが出来るようになるだろう。
専門のスクールでなくても自宅周辺の警視庁や警察署で二輪車実技教室を主催しているところがある。参加費は無料・もしくは数百円の保険料のみなので費用面でも参加しやすく、午前中のみ、午後のみの講習が多く時間の都合も付きやすい。なかには女性専用のものもある。

私はまだまだレベルアップ途中だけど、自信を持って安全にかっこよく走れるよう経験を積んでいきたい。


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2自身の欠如を補う①ライディングスクールへ
3足つきを良くするために
4どこで寝るか
5当分乗らなくなる前のひと手間
6バイクを選ぶ基準

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