4 塞翁が馬
2009年7月30日 木曜日
数日前、右肩を脱臼した。ジェットスキーのシングルの練習をしていた時のこと。
まったく、自己嫌悪というのはこうゆう感覚だ。
怪我をしたからバイクに乗っていないのに。
今度は水上バイクともいわれるジェットで遊んでて怪我をするなんて、ばかだと思う。
脱臼は初めてなので、癖にならないように三週間程度固定する必要がある。また三角巾を出してきて、少しだけ不自由な生活。
そういえば以前、四国出身の知り合いが、私のことを「はちきん娘」と言っていた。
土佐では、お転婆とか男勝りな女性を意味するそうだ。でも、本来の意味は「一人前ではない浅はか者」、「すぐ調子に乗るばか者」らしい。
こちらのほうがしっくりくる。
金曜日
怪我をしたあとは、物語は続かないといけない。
午後7時。フラメンコの習い事に行く。
肩はまだ動かせない。
「人間万事塞翁が馬」のように良い出来事は、そう簡単に起こらない。
ただ、自分の中に、散らかさず静かに生きている感覚をみつけた。
それがあまりにも穏やかで優しい気持ちだったので、出来事は起こらなくてももう充分だった。

小さな怪我でも人の傷みが少しは分かるようになる。
傷つかなければ見えない景色もある。
うかれてはしゃいでいるときに、内省はないのである。
想像力が足りないならば、自分で経験するほかない。
土曜日
かっこ悪いライダーを見た。
ノースリーブにグローブもせず、半ズボンでドラッグスターに乗っていた。
頭のうしろに小さなヘルメットがぶらさがっている。
想像力のないライダーにはなりたくない。
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女性ライダーバイクエッセイ集
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